稲見萌寧の今季初Vは“未勝利プロ”まがいの逃げ逃げ安全策…女王完全復活まだ道半ば

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 16番(197ヤード・パー3)の第1打は右のバンカーに入れて目玉状態。身長より、はるかに高いグリーン面に向かって打った2打目はピン手前3メートルにつけてのパーセーブはさすがだった。

 しかし、前日グリーン奥の池に入れた17番(363ヤード・パー4)。フェアウエーからの第2打はピンまで146ヤードで、ピン位置は手前のエッジから22ヤードもある。稲見は前日と同じミスを避けるため「最初から9番アイアンでバンカーとバンカーの間を狙って」花道へ刻み、寄らず入らずのボギーとした。逃げ逃げの安全策は初優勝がチラつく未勝利プロの攻め方。

「女王」の完全復活はまだ先のようだ。

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