阪神・梅野は矢野監督を結果で見返せ! 絶対的正捕手として“物足りない防御率”データ
しかし、今季の梅野は、矢野監督が好き嫌い関係なく使わざるを得ない選手かといえば、そうとも言い切れないのではないか。
たとえば、7日までの先発投手の先発捕手別の勝敗、防御率を見ると、梅野が出場した26試合が9勝10敗、防御率3.22に対し、坂本は同じ26試合で8勝11敗も、防御率は2.40。長坂も8試合で5勝1敗、防御率2.41。いずれも梅野先発時の防御率を上回っている。
先発投手の調子によって防御率は変動するものの、特に秋山とガンケルについては、坂本との差が顕著だ(秋山=梅野.2試合、0勝2敗、防9.35、坂本.3試合、1勝1敗、防3.14。ガンケル=梅野.4試合、1勝2敗、防4.74、坂本.2試合、0勝2敗、防1.38)。
来年で監督が交代するとはいえ、絶対的な正捕手になるには、持ち前の打撃を生かしつつ、配球面のレベルアップが必要だろう。