日本ハム・新庄監督が前言撤回! トライアウト打ち切りでも「波紋なし」の理由
突如、前言を撤回した。「今季は1年間のトライアウト」と言い続けていた日本ハムの新庄剛志監督(50)が、前半戦終了間際になって、球宴後から「ポジションも打順も固定していく」とブチ上げたのだ。いわく、「ずっと考えていた」そうで、一軍選手には7日のロッテ戦の試合前ミーティングで伝えたという。
現時点で、野手はケガのリハビリに励む五十幡(23)、投手は5年目の北浦(22)と高卒ルーキーを除いた全員を一軍戦で起用済み。ある程度の見切りがついたのだろうが、ここにきて突然の打ち切りは波紋を生むのではないか。
6月以降、日本人野手で一軍昇格したのは5人だけで、この間に故障から復帰した以外の再昇格はゼロ。開幕前に「入れ替えをガンガンやる」と言っていたことも、立ち消えになっている。
「これ以上やっても収穫は見込めませんから」とは、球団OB。
「選手の力量は数打席で分かるし、今川と万波が再昇格すれば、一軍メンバーは妥当な結果。新庄監督はむしろよく我慢してやり続けたなという印象です。中にはチャンスすら与えない球団もあるから、日本ハムの選手は恵まれていますよ。そもそも、最大の目標は来季の新球場元年なので、そろそろ本気で勝利を狙う野球をする時期に来たということです」