お目当てはソフトB千賀 メジャー球団幹部が日本で選手のチェックを始めている
■理由はコロナ禍
だからこそ各球団はスカウトや情報提供者を日本に置いているし、最終的には米国のフロント幹部や在米スカウトが日本まで行って、直接チェックする。彼らが日本に行くのはたいてい、トレード期限が過ぎた8月くらいからになる。かく言うわたしも8月下旬には日本に行くつもりだ。
情報提供者の言うメジャー2球団が、5月や6月の段階からわざわざ日本に行った最大の理由はコロナ禍だろう。
日本に住むスカウトや情報提供者たちはともかく、米国にいるフロント幹部はしばらくの間、自分たちの目で直接、日本の選手をチェックする機会に恵まれなかった。データや映像だけでは調査に限界があるだけに、なおさら早めに選手を見ておきたかったに違いない。
秋山翔吾(34=広島)はレッズを戦力外になり、パイレーツの筒香嘉智(30)も打率2割に満たずパッとしない。日本人野手の評価はいまひとつとしても、相変わらず日本人投手や日本でプレーする外国人投手の需要はあるとみていい。
(メジャーリーグ覆面スカウト)