プロ球団は高校2年生を重点マーク! 専大松戸・平野大地が投手転向1年半で150km
19日、千葉県の天台野球場がどよめきに包まれた。
甲子園の地方大会で専大松戸がベスト16進出を決めた4回戦。7点リードの九回、2番手として登板した2年生の右腕・平野大地がマウンドに上がった直後だ。この回の先頭打者を相手に、自己最速の150キロをマーク。電光掲示板に「150」と表示された瞬間、スタンドはドッと沸いた。平野はこの回、無失点で試合を締めた。
中学までは捕手だったが「投手をやってみたかった」と、持丸修一監督がロッテの美馬学や日本ハムの上沢直之を育てた経歴も加味し、同校を進学先に選択。一方、持丸監督は平野が小学生の頃から投手としての素質を見出していた。試合後、持丸監督はこう語った。
「シニアの監督をする彼のお父さんとは古い付き合いです。それで12歳の時、たまたま平野のキャッチボールを見たら、これはいい遊撃手か投手になるなって。中学時代はなぜ捕手だったのか……。投手転向から1年半だけど、ポテンシャル、完成度がすごく高い。あんなタイプはこれまでいない。投げるボールは(高校時代の)上沢より上です」