ヤクルト村上宗隆が前人未到の5打席連続本塁打! “村神様”のメジャー挑戦は早くて3年後
王もバースも超えた。
2日の中日戦。ヤクルトの村上宗隆(22)が前人未到の金字塔を打ち立てた。初回に右翼席上段へ特大の38号。世界のホームラン王、阪神の最強助っ人らに並ぶ史上14人目となるプロ野球タイ記録の4打席連続本塁打を放つと、続く三回には外角のチェンジアップを右手1本で左中間スタンドへ放り込んだ。プロ野球史上初の5打席連続本塁打。7月31日の阪神戦で3打席連続本塁打を放って度肝を抜いたばかりの“村神様”は、どよめきと歓声の中、悠然とダイヤモンドを一周した。
この日、神宮球場のネット裏にはスピードガンを携えたメジャースカウトの姿があったが、米球界に詳しいスポーツライターの友成那智氏によれば、すでに村上には「最大で3年3000万ドル、日本円にして約40億円規模の市場価値がある。仮に今オフ、メジャー挑戦した場合はカブス、マリナーズ、パドレス、ブルージェイズなど複数球団が獲得に乗り出す可能性がある」という。
「メジャーにはいわゆる『25歳ルール』があり、それ以前に海を渡ってもマイナー契約しか結べない。その25歳ルールの縛りが解けるまでは、メジャー挑戦は現実的ではありません。逆に言えば、それがクリアされる3年後の2025年シーズンオフにポスティングによるメジャー入りの可能性は十分にある。本人にはヤクルト入団当初からメジャー志向があるし、今後、球団も財政的な問題に直面する。村上の今季年俸はすでに2億2000万円に達しています。ヤクルトがこのままペナント連覇を果たせば、村上の2年連続MVPは確実。04年の松中(ダイエー)以来の三冠王にでもなれば、年俸は4億円以上になるでしょう。20年オフに山田哲と7年総額40億円の破格契約を結んでおり、そこへ村上の昇給ペースでは、ヤクルトの金庫はいずれ限界を迎えるでしょうから」