阪神コロナ感染で8月8人離脱の緊急事態…エース青柳で勝てる試合逃しさらなる痛恨
奇跡の逆転優勝を狙う阪神に暗雲が垂れ込めた。
9日のDeNA戦前、遊撃レギュラーの中野と助っ人右腕のウィルカーソンがコロナに感染したことが判明。感染疑いと判定された糸井、8日に感染が明らかになった熊谷とともに、4人もの一軍選手が登録抹消されたのだ。
コロナ禍がチームをむしばみつつある。阪神は5日に主砲の大山がコロナに感染するなど今月だけで計8選手がコロナにより離脱。二軍も7月からコロナ禍に見舞われ、10日の試合はチーム編成が困難として中止が決定し、一軍での感染拡大も懸念される。
そんな緊急事態の中で行われたこの日の試合は、今季ここまで12球団トップの12勝、防御率1.38を誇る青柳晃洋(28)が先発。6回2失点(自責点1)と粘りの投球を見せたものの、九回裏に4番手の加治屋が大田にサヨナラ打を浴び、ジ・エンド。
■4連敗中のヤクルトにプレッシャーを与えられず
この日、ヤクルトが広島に敗れたため、ゲーム差は8.5のままとなったが、「この一敗はかなり痛い」と、阪神OBがこう続ける。