夏の甲子園で選手の熱中症多発 猛暑問題放置は「高野連の改革アレルギー」と識者バッサリ

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 外出をなるべくさけること──。

 テレビに表示された熱中症警戒情報。その文字の中、炎天下の甲子園で白球を追いかける高校球児が映し出されている。

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 開催中の全国高校野球大会で、序盤から酷暑によるアクシデントが続出。大会2日目の7日には3選手が担架で搬送され、翌8日にも3選手が足をつったり動けなくなる症状を訴えた。

 この展開は予想できたはずだ。数年前から猛暑で球児や観客が倒れるたび、改善策が俎上に上がってきた。ナイター開催、ドーム球場への変更……幾度となく議論されてきた案は一向に実現しない。

 今月4日には高野連が「暑さ対策として、試合を朝の部、夕方の部に分けて実施する2部制を含む、新しいさまざまな対策について検討を始める」と発表したが、どこまで本気なのか疑わしい。

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