甲子園「二刀流」選手をスカウトはどう見る? 投打とも実力アリか、単に「エースで4番」か
有馬伽久(愛工大名電/愛知)
同じ日に八戸学院光星(青森)を下した愛工大名電(愛知)のエース・有馬伽久(175センチ、75キロ、左投げ左打ち)はここまで2試合、「5番投手」で出場。投げては14回3分の1を7失点、打っては8打数5安打。打者としての活躍が目立つものの、前出のセのスカウトはこう言った。
「すでに大学進学が決まっていると聞いた。打者としての魅力は感じないが、投手なら本人が希望すれば確実にドラフトにかかる存在。肘の使い方が柔らかく、直球に伸びがある。制球もなかなかだし、左腕特有の角度のある球を投げ込んでいる。大学に進んだ4年後は1位候補に成長しているかもしれない」