モナコ南野がパリ戦「3トップ中央」起用も見せ場なし…それでも代表にはポジティブなワケ

公開日: 更新日:

 無得点の苛立ちからユニフォームの襟元を嚙みながら、浮かない顔で首を何度も横に振るネイマール。ようやく後半25分に結果を残した。

 鋭いドリブル突破で相手PA内に入り、そこで倒されてVAR判定の末にPKを獲得。これを自ら蹴り込んでゴールを決め、1-1の同点に追い付いた。

 その後もパリSGの攻勢が続いたが、最終的に同点決着となり、モナコは「狙い通りの勝ち点1ゲット」に成功した。

■CL並の痺れる展開が続いた

「非常にクオリティーの高い試合でした。随所に欧州CLレベルの痺れるシーンが見られました」と試合を放送したDAZNで解説者を務めたサッカージャーナリストの中山淳氏(ワールドサッカ-グラフィック元編集長)がこう続ける。  

「今季4-4ー2で戦ってきたモナコが、プレシーズンマッチ以来となる3バックで強敵パリSGに臨みました。ここ1週間で3バックの戦術をどこまで落とし込めたか、チームには不安材料もあったでしょう。しかしながらプレッシャーの掛け方、パリSG選手を前進させないための守り方などチームに共通認識がきちんと共有されており、素晴らしい試合内容だったと思います。パリSGも『まさかモナコがここまでやるとは』と思ったでしょうが、この日のモナコの3バックが今後、チームの定番となる可能性もあります」(中山氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇