DeNA山崎康晃が今オフ、ポスティングでメジャー移籍へ! 最年少200S達成で球団が“ご褒美”
2年年俸総額400万ドルが目安
獲得に乗り出すメジャー球団はあるか。友成氏が続ける。
「まだ29歳と若い。クローザーは難しくても、セットアッパー2番手といったところで手を挙げる球団はあるでしょう。日本人や日本球界にいる外国人選手をよく獲得するレンジャーズを筆頭に、パドレス、ダイヤモンドバックス、澤村を戦力外にしたレッドソックスあたりに可能性があります。ダイヤモンドバックスにいた平野(現オリックス)とは球種別の割合や投球スタイルが似ているため参考になるのではないか。平野がオリックスから移籍した際、2年総額600万ドル(当時約6億8000万円)で契約を結んだ。山崎は奪三振率が低いため、ここまでの契約は難しくても、2年契約で年俸総額400万ドル(約4億5200万円)だった牧田、あるいはロッテから2年総額300万ドル(約3億2000万円)でレッドソックスへ移籍した沢村ほどの提示はあるでしょう」
フィリピン出身の母ベリアさんが昨年10月に亡くなったことも後押ししそうだ。1年目の15年オフには「フィリピンにいる祖母と英語でコミュニケーションを取りたい」と米ロサンゼルスに3週間滞在し、語学研修に励んだこともある。侍ジャパンの一員として昨年の東京五輪など多くの国際舞台を経験。世界と戦う自信を身に付けたことで、「落ちるボールは国際試合で有効だった。僕自身も格上の打者に対して自信を持って投げられた。純粋に勝負していて楽しい。ベイスターズのために一生懸命頑張って延長線上に自分の夢がある」と言い続けてきた。
機は熟した。ハマの小さな大魔神が今オフ、海を渡るとなれば、CSから日本一への大きなモチベーションになりそうだ。