大谷翔平とジャッジ「同点MVP」に現実味! 過去に一度だけ、1979年ナ・リーグで同時受賞
大リーグの長い歴史でも1回だけ
実際、過去にはMVPに2人の選手が選ばれたことがある。1979年のナ・リーグMVPは、首位打者のカージナルスのヘルナンデス(打率.344、11本塁打、105打点)、当時39歳のベテランでリーダーシップを高く評価されたパイレーツのスタージェル(打率.281、32本塁打、82打点)が216ポイントずつ得票を分け合って同時受賞した。
MVPに2人の選手が選ばれたのは大リーグの長い歴史でもこの年だけだ。
大リーグ公式サイトも大谷とジャッジを「ア・リーグMVPの最有力候補だ」と結論付けているように、この2人に1、2位票が集中するのは必至。昨年、大谷が受賞したコミッショナー特別表彰とともに、ヤンキースの主砲と栄誉を分け合うことになるかもしれない。
その大谷は31日のヤンキース戦に「3番・DH」で出場し、4打数2安打、1得点だった。チームは4―7で敗れ、連勝は4で止まった。一方、ヤンキースのジャッジは四回表に51号3ランを放った。
■サイ・ヤング賞争いのライバル離脱
アストロズは31日、右腕のジャスティン・バーランダー(39)を右ふくらはぎ痛のため15日間の負傷者リスト(IL)に入れたと発表。同投手は今季24試合で16勝3敗、防御率1.84。勝ち星、防御率はリーグトップで、サイ・ヤング賞の有力候補に挙げられている。