“看板商品”の大谷翔平「WBC出場ドタキャン」も…エ軍“身売りショック”でちゃぶ台返しの目

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 ヤンキースがかつて米フロリダ州タンパでスプリングトレーニングを行ったときの話だ。

 ホームグラウンドでの試合に先発予定だったのは、メジャー通算354勝の右腕ロジャー・クレメンス。レジェンズフィールド(現ジョージ・M・スタインブレナー・フィールド)にはかなりの観客が訪れたが、クレメンスは当日になって登板をキャンセルした。もちろんドタキャンの理由にもよるものの、中にはクレメンス目当ての観客もいたに違いないし、日本ならブーイングのひとつも起きかねないところだ。しかし、観客席はざわつくことすらなかった。

「ドタキャンや返品は米国の文化のようなものですからね。例えばスーパーで電化製品を購入、自宅に持ち帰って外箱を壊して取り出したとしても、中身が気に入らなければスムーズに返品に応じてくれます」とは在米特派員だ。

 さて、エンゼルスの大谷翔平(28)は来年3月に開催されるWBCへの出場が既定路線のように報じられている。「出たい気持ちはもちろんある」と本人が言えば、ミナシアンGMも「選手にとって良い機会。彼がやりたいこと(二刀流)であれば妨げはしない」と出場を容認していた。

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