大谷翔平とジャッジ「同点MVP」に現実味! 過去に一度だけ、1979年ナ・リーグで同時受賞
今季最後の直接対決でライバルが火花を散らした。
エンゼルス・大谷翔平(28)が日本時間30日のヤンキース戦で29号2ランを放ち、2年連続30本塁打に王手をかけた。大谷は史上初の投打の規定数(162イニングと502打席)到達に加え、「30本塁打と200奪三振(残り24)」の達成も目前に迫っている。
この日は大谷とア・リーグMVPを争うヤンキースのジャッジも負けじと50号ソロを放ち、今季129試合目で大台に到達。このペースでいけば62本に達し、1961年にロジャー・マリスがマークした61本のア・リーグ年間最多本塁打記録の更新も見えてきた。
レギュラーシーズンも佳境に入り、複数の米メディアが連日のようにア・リーグのMVP争いを予想。著名な記者やコラムニストの間でも見解が割れているように、投打の二刀流での活躍と、シーズン最多本塁打記録の更新は甲乙つけがたい。
MVPやサイ・ヤング賞は、全米野球記者協会(BBWAA)会員の投票によって決まる。投票資格のある30人の記者が1位から10位までを連記し、得点は1位14点、2位9点(以下、1点ずつ減)──となる。今回は大谷とジャッジで記者によって意見が分かれるのは想像に難くない。2人が1位票を分け合う可能性もあるのだ。