大谷メジャー初「2ケタ勝利&30本塁打」の偉業も ジャッジとのMVP争いで“足りないモノ”

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 二刀流の打撃が上向いてきた。

 エンゼルス・大谷翔平(28)が日本時間1日のヤンキース戦で、エースのコールから30号3ラン。最速160キロの剛球右腕から逆転の一発を放ち、2年連続30本塁打に到達。大谷は投手として11勝(8敗)をマークしており、あのベーブ・ルースも届かなかった史上初の「2ケタ勝利と30本塁打」の偉業も成し遂げた。

 2年連続の大台到達に大谷は「ペース的には去年(46本塁打)ほどではないですけど、打席の内容的にはここ最近もいい方だと思うので、継続して1シーズン、まずはしっかりいい状態で出られるように調整したいなと思います」と話した。

「2ケタ勝利と30発」については「単純にうれしいですし、ここまで安定してしっかり出続けられているのがまず、いいところかな」と満足そうに振り返った。

 これで本塁打数はヤンキース・ジャッジ(51)、アストロズ・アルバレス(31)に次ぎ、ヤンキース・リゾと並んでア・リーグ3位タイに浮上(数字は1日現在)。この日はヤンキースのエース右腕から逆転の一発を放ち、勝負強さを発揮したが、今季の大谷は意外にも他球団の主戦級を打ちあぐねている。

 ここまで放った30本塁打のうち、エース級からの一発はコール以外だとブルージェイズの右腕べリオス(2本=9勝5敗、防御率5.32)、メジャートップの17勝(5敗、同2.85)を挙げているブレーブスの右腕ライト(1本)ぐらいのもの。それ以外の本塁打の大半は実績のない先発や中継ぎ投手から放っているのだ。

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