今オフ国内FA権行使も? 阪神・梅野に他球団が興味津々のトホホな理由
■リードに対する投手の不満が顕在化
とはいえ、梅野は18年から3年連続でゴールデングラブ賞を受賞。昨夏の東京五輪で日本代表入りするなど、球界を代表する捕手の一人といっていい。
しかし、チーム内での評価はあまり高くないという。阪神OBは「ブロッキングは上手いが、以前から投手陣の間で燻っていたリードに対する不満が出始めているようです」と、こう続ける。
「梅野は投手をグイグイ引っ張るタイプの捕手。投手の調子がいいときは強気のリードがハマっても、そうでないときは慎重さに欠ける分、要所で痛打を浴びるケースが少なくない。一方の坂本は投手の調子に合わせながら、良さを引き出すリードを心掛けている。青柳の投球スタイルは坂本の方がフィットするし、青柳以外にも坂本と組みたがっている投手もいる。チームが勝ち続けていれば、梅野に対する不満は表面化しないが、今季は開幕から低迷が続いている。各選手が個人成績に重きを置きつつある中、いよいよ不満が顕在化し始めたのでしょう」
梅野を巡っては、矢野監督との「溝」を指摘する声も少なくないが、前出の他球団関係者はこう言った。