巨人は3位浮上も不穏な本拠地最終戦…“オーナー対応なし”でくすぶる原監督の進退問題
巨人が昨20日、ヤクルトとの東京ドーム最終戦を逆転勝ちで終えた。本拠地では、2年連続の負け越しとなる31勝33敗1分け。原辰徳監督(64)がよく口にする「巨人の庭」でヤクルト、阪神、DeNAとセ3球団に負け越したのは、5度目のワースト記録となった。
すでにリーグ優勝の可能性は消滅しており、現在65勝68敗3分け。借金3の3位とあっては、試合後のホーム最終戦セレモニーでの原監督の「苦しいペナントレースではある。でもまだ7ゲーム残っている。最後まで戦い抜きます」と声を張り上げた挨拶も空しく響くだけだった。
昨季は東京ドームでの最終戦の勝利で3位が確定、CS進出を決めた。視察した巨人の山口寿一オーナーが試合後に報道陣に対応し、「結果が出ていないので、いろいろ批判もあろうかと思いますけれども、私の原監督に対する信頼関係は変わっていない」としたうえで、「来季、原監督に続投を要請して、内諾を得ました。(二軍監督の)阿部君に来季は一軍のベンチにコーチとして入ってもらって、原監督と元木ヘッドと阿部君と3人を中心にチームを立て直して欲しい」と具体的な構想を明かしていた。