巨人2年連続V逸でも原監督は来季続投濃厚…“守乱投壊”打破へ「外部の大物2人」入閣情報

公開日: 更新日:

 19日のDeNA戦は勝って3位阪神広島にゲーム差なしに迫った巨人。3位でのクライマックスシリーズ出場に望みをつないでいるものの、19日現在、64勝68敗3分けで借金4の5位。前日18日には2年連続V逸が決定した。

 それでも来季続投が濃厚な原辰徳監督(64)は、V逸について「できたはずのことができなくなった。やっぱり我々がキャンプからもっと目を光らせなければいけなかった」とベンチの責任を強調……というより、コーチ陣の指導力不足を責めるように言っている。確かに各部門で軒並みワースト級の数字が並ぶ。敗因のひとつに挙げられるのが、ヒマさえあればポロポロやった「守乱」だ。

■コーチ陣にメス

 昨季は12球団最少の45失策だった。堅い守備力が武器だったはずが、今季はリーグワースト2位の78失策。激増した理由は何か。さるチーム関係者がこう証言する。

「まず守れない助っ人2人が両翼のレギュラーとなったこと。そんな中、亀井外野守備兼走塁コーチは、時に左翼のウォーカーに付きっきりで、その分、他の外野手にまで手が回らなかったのも事実。村田打撃兼内野守備コーチは、現役時代は主砲で三塁手だった。打撃に重きを置いた選手だったわけで、二遊間の細かいことまでは教えられないのではないか。『一人のコーチがいろいろ教えられるように』という原監督の方針で今季は『兼任』という形で戦ったけど、守備の専属コーチ不在の問題点を指摘する声も上がった。原監督が続投するなら、コーチ陣にメスを入れざるを得ないでしょう」

 歯止めが利かなくなった「ザル守備」を打破するべく、来季のヘッド格として名前が挙がっているのが、元ヤクルトの名手・宮本慎也氏(51)である。別のチーム関係者が証言する。

「ヤクルト時代に遊撃手と三塁手部門でゴールデングラブ賞の常連だった宮本氏は、原監督と公私共に仲がいい。実現はしなかったけど、第2次政権の際にも巨人がコーチとして招聘に動いたこともある。その後、ヤクルトのヘッドコーチとして厳しい指導には定評があったものの、2019年に最下位になった責任を負う形で、わずか2年でチームを去った。宮本氏は現役時代の12年に自身の自主トレに、当時23歳だった巨人の坂本勇人(33)を同行させて遊撃の守備のイロハを教えた。この時、仲介したのが原監督です。坂本はこれを契機に16年から5度ゴールデングラブ賞を受賞する遊撃手に成長した。鬼軍曹でヤクルトの若手には敬遠された宮本氏も、坂本にとっては頭の上がらない“師匠”です」

 その坂本は今、おぞましい女性スキャンダルの渦中にいる。さる球界関係者が続ける。

「関係を持った20代女性との妊娠、中絶トラブルです。その女性が自殺未遂していたことも週刊文春に報じられ、ネット上は大騒ぎ。東京ドームで坂本が打席に入ると、スタンドからヤジやブーイングが鳴り響く異様な雰囲気に包まれる。それでも球団から何も処分はなく、坂本は何食わぬ顔で試合に出続けている。主将がこれだから、タガが緩んでいると言われても仕方がない。鬼軍曹が必要なのはまさに巨人。この空気を引き締められるのは宮本氏しかいないというのが、入閣待望論の背景にあるようです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…