有原、西勇輝、松田宣、筒香、森友哉…5年ぶりBクラスの原巨人はFA乱獲へまっしぐら
「発掘、育成もしながら、勝ちに行く補強もしないといけない」
原監督の続投が確実視される巨人の大塚副代表が先日、こう言った。
今季は5年ぶりのBクラスが確定。「発掘、育成」でいえば、高校ナンバーワン野手の高松商・浅野翔吾のドラフト1巡目指名を決定した一方で、「来年は勝たないといけない」(大塚副代表)と、今オフはFAを中心とした大型補強に打って出る方針だ。
投手では、レンジャーズ3Aの有原航平(30)、阪神の西勇輝(31)らがターゲット。野手はソフトバンクを戦力外になった松田宣浩(39)に加え、ブルージェイズ3Aの筒香嘉智(30)、西武の捕手・森友哉(27)などの調査を進めているという。
「投手は複数名の獲得が予想される。昨2日のDeNAとの今季最終戦に先発、5回無失点と好投した菅野が海外FA権を行使し、メジャー挑戦する可能性がある。今季のチーム防御率はリーグワーストの3.69。FA選手の獲得は1球団2名までと決まっていますが、年俸がCランクの選手と、有原ら米球界でプレーする選手は上限に含まれませんから」(巨人OB)
仮に年俸6億円の菅野がメジャー移籍すればその分、補強資金に回せる。とはいえ、巨人ファンが生え抜きの育成よりも金満補強を望んでいるとは限らないが……。