西武は蛭間拓哉、日本ハムは矢沢宏太…不作ドラフトで「1位指名」公言続出の深謀遠慮

公開日: 更新日:

■競合か一本釣りか

 今年は超目玉候補がいない「不作ドラフト」といわれる。ある球団のスカウトは「競合しても2、3球団程度。1位候補が12人そろわないから、サプライズの一本釣りが多かった昨年以上に分散する可能性が高い。巨人が真っ先に浅野と公表したように、競合するかもしれない数少ない有力選手を指名したい球団が、一つでも競合を減らすために公表する。ソフトバンクのように、2位か3位クラスの選手を1位に繰り上げ、他球団を排除するという作戦もあり得る。当日の20日まで公言する球団は増えるかもしれません」

 公表済みの1位指名選手は現在、高校生2人、大学生2人。セのある球団幹部は「昨年以上に今年は潜在能力を重視して1位指名を決める球団が増えそうだ」と話した。現場は「即戦力」を欲しがるが、フロントは「将来性」を重視し、高卒の逸材を指名したい球団が多いそうだ。フタを開けたらサプライズだらけ、という波乱含みのドラフトになりそうである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…