西武は森友哉の残留交渉に白旗? ハム近藤健介「獲得参戦」報道の裏読みと最悪のシナリオ
事実上の慰留断念ということか。
6日、複数のスポーツ紙が「日本ハムの近藤健介(29)がFA宣言なら西武も参戦」と報じた。
これまでFAといえば出ていく一方の西武。FA制度が導入された1993年以降、流出した選手19人に対し、獲得したのはわずか3人。他球団との争奪戦を制したのは2007年の石井一久(当時ヤクルト、現楽天監督)が最後だ。
それだけに西武が本腰を入れるのは珍しいものの、ある球団OBは「つまり、FA宣言した森友哉(27)の残留は無理と判断したのだろう」と、こう続ける。
「そうでもなければ近藤取りに出せる資金はありませんからね。西武は5日に外崎とFA残留の4年契約を結んだばかり。さらに来季は山川と源田も国内FA権を取得予定で、カネはいくらあっても足りない。かといって、森流出で補強ゼロならば得点力不足はいよいよ深刻。そこで、森の引き留めに使う予定だった資金を近藤につぎ込もうというわけです。強打者の森に対し、近藤は通算11年で打率.307の好打者。森の穴埋め以上の活躍が期待できる」