阪神ドラ1森下翔太が仮契約 1985年岡田・掛布以来の「生え抜き30本塁打」は実現可能か

公開日: 更新日:

 アマ球界に詳しいスポーツライターの安倍昌彦氏が言う。

「森下は右打者ですが、実は中堅から右方向に打った方が遠くに飛ばせるんです。高校時代はそれが顕著。東海大相模のグラウンドは右翼の奥がバス通り。森下はこの通りを超える特大の打球を何度も放ち、門馬監督(当時)も『右にあそこまで飛ばせるのは森下くらい』と話していました。逆方向に打つ時のスイングは、バットがゴムのごとくしなって、ヘッドが後から出てくる。それなのに引っ張るとドアスイングのようになり、打球にドライブがかかることがあります」

 スラッガーとして生きていくなら、浜風との対峙は避けられそうにもないということか。

「それでも30本をクリアできる素質はある。後は阪神の首脳陣が森下をどう育てるかです。鍵を握るのは岡田監督でしょう。現役時代は右打者でも、入団当初は逆方向への本塁打が多かった。比較的、森下に似たタイプだったからこそ、来春キャンプでの指導に期待がかかります」(前出の安倍氏)

 岡田監督は森下について、「力があれば当然、最初から使う」と明言。自慢の逆方向への打球を、指揮官に見せつけたい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動