オリ1位・曽谷龍平が書きためた「野球ノート」の中身 リハビリ期間も毎日1ページびっしり

公開日: 更新日:

曽谷龍平(21歳・投手・白鴎大)=オリックス1位

 実家のある奈良県生駒郡斑鳩町は、世界遺産の法隆寺や神社に囲まれた歴史情緒あふれる町だ。

 野球留学で明桜高(秋田)へ行くまで過ごしたこの地で、「ナンバーワン左腕」の原型がつくられた。「龍平の持ち味のひとつ、力感のないフォームとズドンとした球威のギャップはケガの功名なんですよ」と、中学時代に所属した志貴ボーイズの当時の監督・広瀬亮さんが続ける。

「中学2年の秋に腰椎分離症だったかな、腰に大ケガをして半年ほど我慢の時期があったんです。少しずつ投げられるようになった頃から、なるべく腰に負担がかからないフォームを模索した。これが今の下地になっています。龍平がすごいのは折れない心。リハビリ期間でも、一度も休むことなく練習の見学に来ていました」

■「野球パパのお手本」の父

 チームの練習は長い日で朝6時から夜9時まであった。曽谷はストレッチをしたり、立ったままじっとグラウンドの様子を見つめていたという。ふびんに思った広瀬さんがたまらず近所の温水プールに行くよう指示を出したほどだが、曽谷は漫然と見学していたわけではなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在