6月のブラジル戦のような危険なプレーをW杯でまたやったら…日本の快進撃はないだろうね
日本のみなさんは知らないかもしれないけど、ブラジル人の多くは母国の次に日本を推しているんだ。ブラジルと日本のサッカーの縁は深いからね。
ジーコを筆頭に、Jリーグの黎明期には多くの選手や監督が日本へ渡った。日本サッカーの発展にブラジルが寄与していると思っているんだ。ボク個人も、日本が勝ち上がってくることを楽しみにしているけど、カタールでも6月のブラジル戦のようなクレージーなプレーをやっているようだと、日本の快進撃はないだろうね。
▽翻訳=利根川晶子(とねがわ・あきこ) 埼玉県出身。通訳・翻訳家。82年W杯を制したイタリア代表のMFタルデッリの雄叫びに魅せられ、89年からローマ在住。90年イタリアW杯を目の当たりにしながらセリアAに傾倒した。サッカー関連記事の取材・執筆、サッカー番組やイベントで翻訳・通訳を手がける。「カカから日本のサッカー少年へ73のメッセージ」「ゴールこそ、すべて スキラッチ自伝」「ザッケローニ 新たなる挑戦」など著書・訳書多数。