「森保J困惑」スペイン主力温存は“追い風”にはならない W杯の歴史が証明するボロ負けパターンも
勝てば突破、負ければ敗退──。
日本時間2日午前4時に運命のスペイン戦を迎える森保ジャパンにとって朗報だと日本のメディアが騒いでいる。スペイン主将のMFブスケツ(34=バルセロナ)、MFガビ(18=バルセロナ)の主力2選手を日本戦で温存させる可能性があるというのだ。
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ブスケツはドイツ戦でイエローカードを受けており、累積警告により決勝トーナメント(T)1回戦の出場停止を避けるため。ドイツ戦で膝を痛めたガビは別メニュー調整が続いている。
ルイス・エンリケ監督(52)は前日会見で「先発は決めていない。いろいろな可能性が残っている」と明言しなかったが、「リスクを冒す必要はない」と中心選手を万全の状態で決勝Tに送り込むため、強行出場させないことを示唆した。
日本戦の先発は5人前後を入れ替え、MFコケ(30=Aマドリード)、追加招集されたDFバルデ(19=バルセロナ)らフレッシュな“一・五軍”メンバーを起用する見込み。中盤の底でお家芸のポゼッションサッカーを支えるブスケツは「スペインの心臓」といわれるだけに、欠場するようなら「パスワークにスキが生まれる」「日本に追い風」と勝機が出てきたかのように報じられている。本当に“無敵艦隊”はくみしやすくなるのか。