千賀の頼りはメジャーを代表する右腕2人 バーランダーが“指導者”ならシャーザーは“兄貴分”
ジャスティン・バーランダー(投手/39歳)
日本人ルーキーにとって、メジャーを代表するベテラン右腕2人は頼りになりそうだ。
いずれもサイ・ヤング賞3度のバーランダー、シャーザーのことだ。3年約148億円のシャーザー、今オフ2年約117億円で合意したバーランダー(前アストロズ)は、いずれもメジャーを代表する高給取りである。
来季、メ軍の二枚看板と期待される両ベテランは豊富な経験と実績から、これまでもクラブハウスリーダーを務めてきた。
来季、18年目を迎えるバーランダーは2017年まで在籍したタイガース時代からリーダーシップを発揮してきた。シーズン中は自身の投球練習がメニューになくても、ブルペンに足を運び他の投手の投げ込みをチェックすることも。若手には変化球の握りや配球に関して惜しげもなく伝授しており、兼任コーチのような役割を担ってきた。
17年途中から今季まで、バーランダーとアストロズで同僚だったマッカラーズJr(29)は地元メディアの取材にこう明かしている。
「ジャスティン(バーランダー)は若いピッチャーにアドバイスするのはもちろん、自分にも役に立つことはないか探しているようだね。いい球種があれば、年下の投手にも助言を求めて貪欲に吸収している。あれだけの実績がある投手なのに、ジャスティンのように向上心旺盛な選手は初めてだね」
バーランダーには、千賀が武器とするフォーク、スプリットなどの落ちる球種がない。早くも米メディアに「Ghost Fork」(お化けフォーク)と紹介された千賀の決め球にベテラン右腕が興味を示しそうだ。