侍J大谷翔平はWBC開幕戦と準々決勝で先発予想も…大黒柱唯一の不安は「スロースターター」
侍ジャパンの栗山監督は、先発投手を4人で回す構想を持っているとされる。二刀流の大谷翔平(28=エンゼルス)、ダルビッシュ有(36=パドレス)、山本由伸(24=オリックス)、佐々木朗希(21=ロッテ)で、開幕戦となる3月9日の1次ラウンド・中国戦の先発は大谷が有力だ。
「開幕戦に投げることで3月16日の準々決勝には中6日の登板間隔を空けて臨める。準々決勝は負ければ終わりの大一番。相手はキューバか台湾、オランダの3チームに絞られる。二刀流の負担を考慮し、万全の状態で準々決勝に備えさせるには、大谷の最初の先発は開幕戦以外にありません」
とは、放送局関係者。大谷は投打の大黒柱として、世界一の期待と責任を一身に背負うが、「史上最高のメンバーが揃った今回の侍ジャパンの中でも、大谷の注目度は群を抜いている。営業的に考えても、まずは大谷に先陣を切ってもらわなければ」というのだ。
が、実力も存在感も抜きんでているそんなスーパースターにも不安がないわけではない。
「15勝9敗、防御率2.33でサイ・ヤング賞候補に挙がった昨年も、4月の成績は2勝2敗、防御率4.19と自身の月別の成績でワーストでした」