侍J大谷翔平はWBC開幕戦と準々決勝で先発予想も…大黒柱唯一の不安は「スロースターター」
と、米国在住の日本人記者がこう続ける。
「トップクラスのメジャーリーガーで開幕からフルスロットルという選手は多くはありませんが、中でも大谷はスロースターターの部類に入る。2021年シーズンも4月の成績は1勝0敗、防御率3.29で、防御率は翌5月の2.38に比べて1点近く悪かった。ちなみに、イニング別の防御率にも、スロースターターぶりが表れています。昨年は初回の防御率が2.89で、七回の6.48に次いで悪かった。21年は初回が6.35でワーストでした」
3月の開催時期について、大谷は「打者としてはもちろん、時期的にも問題はない。ピッチャーとしてはその時期から100球、120球と投げるわけにはいかない」と調整の前倒しに対する難しさを口にしている。
栗山監督が盛んに繰り返す、「日本野球の魂」で解決する問題ではないだけに、“世界の大谷”にも不安があるということだ。