W-TK株式会社社長 山本徹矢(4)ダイヤモンド・プリンセス号がビッグビジネスにつながった

公開日: 更新日:

「船内で消毒などをする作業員の募集があったんです。西麻布で知り合った社長さんがその元請けをしていた。社長から『作業員は多ければ多いほどいいから斡旋してくれ』と声をかけられたことをきっかけに、『W-TK株式会社』を設立しました。世の中には人材を多く抱えていても、斡旋先に難儀する人材派遣会社がたくさんある。そんな企業に営業をかけて、僕の会社を経由してからダイヤモンド号に外国の人たちを派遣しました。フィリピン人、ベトナム人、モンゴル人、インド人……総勢50人ほどです。彼らが1日働くと、1人当たり8000円ほどの収入になった。1カ月間で700万円ほどの儲けが出ました」

 コロナ禍を機に大成功を収めると、さらに営業に興味を抱いた。良い商材を持っていても、販売力が低い企業は少なくない。そんな企業の営業代行をすればビジネスになると考えたのだ。

 現在、「W-TK株式会社」は営業代行を担当する人材を派遣しており、社員は4人。山本氏もプレーヤーのひとりだ。

「最初からうまくいったわけじゃないですが、取り組んでいる仕事を好きになること、好きじゃなくてもやり込んでみることが重要だと思う。営業もそうでした。大きな成果を上げると見えてくるものがあるし、やり続けないと見えない景色もあります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動