ソフトB“80億円大補強”の現場は今…近藤vs柳田でまさかの「DH椅子取り合戦」勃発?
巨大戦力を最大限に活用するべく、首脳陣が気を揉んでいる。
オフに総額80億円といわれる大補強を行ったソフトバンク。しかし、すべてのポジションでレギュラーが決まっているわけではない。松田(現巨人)が抜けた三塁は栗原と周東に新助っ人のアストゥディーヨ、中堅も牧原や柳町らが定位置争いを繰り広げている。
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■指名打者は激戦区
最も激戦区となりそうなのが指名打者(DH)だ。昨季まではデスパイネの定位置だったが、オフに退団。森ヘッドコーチは昨1日、「候補はたくさんいる。近藤や柳田もそこに入っている」と明かした。
日本ハムからFA宣言し、7年総額50億円以上の大型契約でソフトバンク入りした近藤は、8つある野手のポジションで藤本監督が唯一、「左翼のレギュラー」と言及してはいる。しかし、当の近藤は昨季、5月に左脇腹の肉離れで約1カ月半離脱するなど、毎年、大なり小なりケガをしている。昨年までのプロ11年間で全試合に出場したことは一度もなく、状態次第では途中交代やDHでの起用も視野に入れざるを得ない。前出の森ヘッドも、「近藤が143試合、左翼を守るのは無理かもしれない」と言っている。