侍J先発4本柱の佐々木朗希にWBC途中離脱が浮上…登板1試合でシーズン調整に専念か
石垣島キャンプ2日目の2月2日、約70人の報道陣が見守る中、佐々木朗希(21)がブルペンに入った。直球、スライダーにフォークを交えながら計49球。手に握られていたのはもちろん、WBC使用球である。
「11月の試合よりは慣れてきた。変化球に関しては合格点だと思う。しっかりと(ボールを)操れているなという感覚はあります」
昨年11月に行われた侍ジャパンの強化試合(豪州戦)では、4回を無失点に抑えたものの、立ち上がりから制球に苦慮。日本の公式球に比べて、大きく滑りやすいとされるメジャー球への対応が不安視された。が、侍ジャパンの栗山監督から、3月9日に開幕するWBCの日本代表メンバー入りを伝えられて以降、オフの自主トレでは大会で使用されるボールのみを持って練習を続けてきただけに、手応えをつかんだ様子だ。
「佐々木を大谷翔平、ダルビッシュ有、山本由伸と並ぶ先発候補として考えている栗山監督にとっては、心強い限りでしょう。投手としてのポテンシャルは大谷以上だと期待していますからね。ただ、万全の状態でWBCに臨んでも、大会での佐々木の出番は限られる。1試合の登板で終わるかもしれません」(侍ジャパン関係者)