大谷獲得資金をアジア市場で調達? 屈指の金満「メッツ」オーナー年明け来日の思惑
二刀流獲得に向けて早くも動き出したか。
今季終了後、FAになるエンゼルス・大谷翔平(28)の獲得に動くとみられるメジャー屈指の金満球団メッツのスティーブ・コーエン・オーナー(66)が、日本の市場調査に着手したという。
地元紙「ニューヨーク・ポスト」(電子版)が日本時間31日に伝えたところによれば、コーエン氏は年明けに来日し、京都に滞在したという。
記事によれば、今回の来日は本業の投資に関する自社の社員との打ち合わせが主な目的だ。
とはいえ、多忙な敏腕投資家であるコーエン氏がそれだけのために来日したとは考えにくい。世界中から注目を集める二刀流獲得によって得られる利益はどれくらいか、ソロバンをはじきに来たとみるのが自然ではないか。
コーエン氏が率いるヘッジファンド「ポイント72アセット・マネジメント」は2020年から、日本を含むアジア市場での投資を拡大。公式サイトによれば、同社は東京の他、シンガポール、台北、香港に拠点を構えている。域内でのファンドマネジャーら投資業務の職員を増員するなど、運用部門の充実に努めているという。