巨人助っ人アーリーワーク初参加 朝練か夜練か…阿部ヘッドvs大久保チーフでせめぎあい
外国人野手が3日、午前7時からのアーリーワークに初めて参加した。新助っ人のブリンソンと2年目のウォーカーは、原監督が見守るなか、ティー打撃などで1時間以上振り込んだ。
2日から始まったこのアーリーワークは、大久保博元打撃チーフコーチ(56)の発案で昨秋のキャンプから行っている。ベテランや助っ人も例外ではなく、昨秋は6時半からで今春は7時から1時間超。30分ほど後ろ倒しになったのは、阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ(43)の意向だという。
過去に“実績”もあった。現役で主将だった頃、当時は強制参加だったキャンプ時の早朝散歩の廃止を求め、原監督に認めさせたことがある。さるチーム関係者がこう言った。
「4位と惨敗した2006年シーズンの翌07年に、首脳陣の方針で7時から15~30分ほど宿舎周辺を散歩することが義務付けられた。サボる選手がいないように出欠まで取ったから選手には不評だった。すると、4年間続いた10年のキャンプ時に立ち上がったのが阿部主将だった。『歩きたい人はやればいいけど、全員でなくていいんじゃないですか?』と提案。原監督や当時、全員参加の散歩を推奨していた伊原ヘッドコーチに『みんな散歩から帰って来ると2度寝しちゃう。これだと朝メシもちゃんと食えない。意味がないどころか、体にも良くない』と説得に成功。翌11年のキャンプから廃止が決まり、選手から拍手喝さいが起きたことがありました」