投内連携ミス続出に阪神・岡田監督が激怒!キャンプでせっせと矢野時代の“垢落とし”
宜野座にカミナリが落ちた。岡田彰布監督(65)が去る5日、非公開でサインプレーの確認を行った際、投内連携でミスが続出したことに、「こんなんなら別に隠す必要なかったよ」と、怒りを滲ませた。
阪神の課題はハッキリしている。5年連続でリーグワースト失策を記録している守備の改善だ。昨季までの矢野監督時代の4年間、多くの若手が出場機会を与えられ、ミスを恐れずノビノビとプレーした。リーグ屈指の投手力をバックに、4年連続でAクラス入りを果たしたものの、優勝は一度もなし。守備の綻びから足を掬われたケースが多かった。
「球際の弱さ」は数字でも明らか。昨季、延長戦の勝敗は2勝10敗4分けでリーグ唯一の2ケタ敗戦。サヨナラ負け9回、1点差負け25回はいずれもリーグワーストである。
記録に残らないミスも一向に減る気配がない。評論家の権藤博氏は矢野監督時代の2020年、日刊ゲンダイのコラム「奔放主義」で、阪神の守備についてこう書いている。
「記録に残らないミスも多く、特に気になるのは併殺機会で打者走者を一塁に残してしまうケースが目につくこと。投手の立場からすると、これがこたえる。内野ゴロを打たせて、ピンチを切り抜けたと思ったら、ピンチが続く。自責点がつかない失策より、実はこっちの方がガックリとくるものなのだ」