ローテは残り1枠…日本ハム吉田輝星「先発」転向で待ち受ける厳しすぎる現実
先発転向を目指す吉田輝星(22)が3日、キャンプ初のブルペン入り。変化球を交えつつ60球を投げ込んだ。
51試合に登板した昨季は中継ぎとして47試合で2勝0敗5ホールド、防御率.3.31をマークしたが、先発としては0勝3敗、防御率7.53に終わった。このオフは楽天の則本昂大(32)に弟子入りし、「先発をやりたい思いもあって(自主トレに)参加させてもらった。先発として1年間、優勝の力になれるように頑張る」と意欲を燃やすと、女子レスリングのレジェンド・吉田沙保里氏(40)との会食後にも「2ケタ勝利を思い描いてプロ野球選手になった。絶対、その夢は叶えたい」と力を込めた。
その吉田の先発転向に関しては、厳しい声があるのも事実だ。ライバル球団の関係者が言う。
「試合で使える変化球がフォークとスライダーしかないようでは、ひと回りを抑えるのが精一杯。先発をやりたいのであれば、カーブなどのカウントを稼げるボールの習得が不可欠でしょう。しかし、変化球の習得は一朝一夕にはいかない。中継ぎとしてはボールに勢いはありますけど、制球の安定感に欠ける。昨季も、緊迫した場面で投げた回数は少ない。中継ぎで結果を残した、とは言い難いと思いますね」