著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

蝉川泰果も不発…日本選手が海外で面食らい、スコアメークに苦心する決定的な理由

公開日: 更新日:

 米国のコースの多くは日本と違い、グリーンとその周辺には複雑なマウンドやうねりがあってプレーヤーは視覚的な錯覚に陥りやすい。そのうえグリーン形状は、たとえて言うなら4~6枚の大きな蓮の葉をつなげたように複雑であり、大会期間中はそれぞれの葉の上にピンが切られるように設計している。

 だから日々、さまざまな箇所にピンを切ることで攻略ルートがまったく違い、難易度を上げてプレーヤーにプレッシャーを与えている。

 最終日になれば池やバンカー、マウンド越しなどの世界のトッププロでさえピンに寄せることが困難な場所にカップを切ることがある。これは設計者がゴルフ場をレイアウトした時点の意図でもある。よくゴルフは「コースとの闘い」と言うが、実は設計者とプレーヤーとの闘いと言える。

 だからPGAツアーのプロは、コース設計者の誘いや、意図を見抜いて、リスクの高いショットに挑んでいる。その結果、さまざまな技術や強い気持ちが生まれ、試合が盛り上がるのだ。

■コース設計者が激怒したのは…

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…