キューバ代表が日本ハムに完膚なきまでにボロ負け…それでもWBCでは侮れないワケ
日本代表も大谷らメジャー組4人が代表合宿に合流していないように、キューバ代表も現時点ではメジャーリーガーは不在。この日に打線の中軸を務めたのは、ソフトバンクを昨季限りで退団したグラシアル(37)とデスパイネ(36)。いずれもすっかり峠を越え、2安打したデスパイネはともかく、4タコのグラシアルは「動体視力が衰えている」ともっぱら。
本戦ではホワイトソックス所属の亡命選手、ロベルト(25)とモンカダ(27)が打線の中心になることが予想される。ロベルトは昨季98試合で、12本塁打、56打点、打率.284。内野手のモンカダ(27)は昨季こそ同.212とイマイチだったが、2年連続2ケタ本塁打をマークし、19年には3割、25本を打った強打者だ。
投手陣もリリーフは盤石。ソフトバンクと中日のセットアッパー、モイネロ(27)とロドリゲス(25)がおり、中日守護神マルティネス(26)も控えている。リードを許した場合、彼らの継投を崩すのは容易ではない。
要するに、日本ハムにボロ負けしたキューバ代表は、金銀飛車角落ちのようなもの。キューバがA組、日本がB組を勝ち抜けば、両者が激突するのは最短で準々決勝。その時は心してかかったほうがよさそうだ。