巨人が12球団最長キャンプやっと打ち上げ…原監督総括「95点」にも“3つの大誤算”
巨人は5日、一軍那覇キャンプを打ち上げた。
大久保打撃チーフコーチの発案で、キャンプ初日から行われた午前7時からのアーリーワークもこの日で終了。12球団で最も長い33日間の日程を終えた原辰徳監督(64)は「95点くらい。(90点の宮崎から)上がったと思う」と総括したものの、誤算もあった。
まずは「有望株」とされる若手のほとんどが生き残れなかったことだ。2月末の時点で井上温大(21)、秋広優人(20)、ドラフト2位・萩尾匡也(22=慶大)ら5人がまとめて二軍落ち。開幕ローテ入りが期待された左腕の井上は左肘痛のためで、原監督は「全力で投げられない人を(一軍に)上げておくわけにはいかない」とおかんむりだった。
身長2メートルの秋広にしても、キャンプ中の実戦での打率が.167。原監督が期待する高卒3年目の大砲候補だったが、「チームの和を保つためには当たり前」とバッサリやるしかなかった。
そもそも第1クールから計算は狂っていた。こちらもローテーション候補として一軍スタートを切っていた山崎伊織(24)と堀田賢慎(21)の離脱である。さるチーム関係者がこう言った。