巨人が12球団最長キャンプやっと打ち上げ…原監督総括「95点」にも“3つの大誤算”
「2人とも昨年右肘のトミー・ジョン手術から復活し、今季は2ケタ勝利が期待されたのに、同時にコンディション不良のため、第1クールでいなくなってしまった。原監督はこの時も怒っていたけど、最も期待値の高かった若手3投手が揃って完走できなかったのは、誤算以外の何物でもありません」
■オコエは外野のレギュラー争いに
そんな中、ドラフト4位・門脇誠(22=創価大)が一軍に食らいついた。坂本の後継者候補の遊撃手だが、原監督は「争うとか競わせるとかではない。二塁? それはある。(坂本)勇人だって最初はセカンドをやった」と言うように、吉川の代わりに二塁にも入るという立ち位置で生き残った。前評判が高かったドラフト2位の萩尾が二軍落ちする中、これはうれしい方の誤算だろう。
もう一つは、楽天から現役ドラフトで加わったオコエ瑠偉(25)の充実ぶりである。今キャンプの実戦9試合で20打数10安打と打ちまくり、25日のオープン戦では自慢の快足を飛ばして本盗を決めた。新天地で潜在能力を存分に発揮し、外野のレギュラー争いに割って入ってきたのだ。