佐々木朗希が超進化で侍Jエースに! 制限付き大谷&ぶっつけ本番ダルより期待できる根拠
米国での準決勝以降も
ダルビッシュ有(36)と並ぶ先発の柱といわれる大谷翔平(28)はこの日、室内練習場の練習に参加。ブルペン捕手相手にキャッチボールを行ったが、周囲を仰天させたのはその肉体だった。
半袖のTシャツからのぞかせた二の腕はまるで丸太のよう。その胸はボディービルダーかと思うくらい筋肉で盛り上がっていた。スプリングトレーニングで158キロをマーク、合流してからのフリー打撃ではバンテリンドームの5階席にたたき込んだ。垣間見せたパワーが、今回のWBCでフルに発揮されるかというと話は別。特に投手に関しては起用法に制限があるからだ。
エンゼルスのネビン監督は、大谷の起用に関して「先発でリリーフはしない」と明言。さらに投げる球数に関しても厳しい制約があるといわれている。
「エンゼルスはすでに侍ジャパン側に具体的な球数を伝えているといいます。初の実戦だったスプリングトレーニングでは34球だっただけに、WBCの初戦はおそらく似たような球数になるのではないか」とは米特派員。
とてもじゃないが1次ラウンドの上限である65球は投げられそうにないというのだ。
ダルにしてもWBCはぶっつけ本番になる。
これまでに3回、実戦を想定したライブBPに登板。去る2日には2度に分けて最多となる計50球を投げたとはいえ、あくまで実戦を想定した投球練習に過ぎない。初の実戦がWBCという不安は拭えない。
大谷とダルが最初からフルスロットルというわけにいかないだけに、なおさら佐々木には実質エースとしての期待がかかる。
最初のヤマは負ければ終わりの準々決勝。佐々木が期待に応えられるだけの状態にあるからこそ、米国での準決勝以降を任せられるし、一発勝負の準々決勝には大谷とダルの2人をつぎ込めることになりそうだ。