著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

【the knee drop home run】「片膝ホームラン」米メディアが強化試合の大谷を絶賛

公開日: 更新日:

 いずれにしろ、片膝をつきながら打球をバックスクリーン右に放り込んだ一発は、「人間技ではない」というのが日米メディアの共通の反応だった。

 WBC取材のために来日中の米メディア記者も本国に送る原稿の中で、大谷を意味する枕ことばに「almighty(全能の)」の代わりに「Angel do-it-all star(エンゼルスの万能のスター)というフレーズを使い始めている。「do-it-all」は「何でもできる」というわかりやすい表現だ。

 2021年、22年のMVP争いの際に米メディアが常套句のように使った、「This man is not human(この男は人間ではない)」という表現も、今回のWBC報道で再び登場。「異次元の世界(different dimension)」とか、「別世界の生き物(otherworldly creature)」などというさまざまなフレーズで、大谷を絶賛している。

 ちなみに「強化試合」を米メディアは「prep game」「warm up game」「exhibition game」などと書く。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    初V京都国際の《正体》と《左腕王国の秘密》…野球部“以外”の男子生徒わずか12人

  2. 2

    《古いタイプの指導者》はア然ボー然…大谷の恩師による「甲子園塾」講義の中身

  3. 3

    悠仁さま「進学に向けた勉学の大切な時期」でも続く秋篠宮家と宮内庁の軋轢

  4. 4

    「Snow Man=めめ以外は演技下手」定着のリスク…旧ジャニのマルチ売りに見えてきた限界

  5. 5

    山陰まで及ぶ大阪桐蔭・西谷監督のスカウト活動範囲…《最新車で乗り付けてきた》の声も

  1. 6

    目黒蓮をCMに再起用したコーセーにSnow Manファン大暴走 佐久間大介も別問題でファンに苦言

  2. 7

    吉永小百合(10)「15歳年上のバツイチと、よく一緒になりましたね」会員限定記事

  3. 8

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  4. 9

    麻生太郎「3頭体制」崩壊でいきなり窮地…自民党総裁選でキングメーカーとしても機能せず

  5. 10

    元プロが関わる「チンピラまがい」の関西ボーイズチーム出身者にスカウト要警戒《教育できそうにない》