巨人・原監督の命運は新助っ人勢が握る…菅野不調で通算17年目の指揮官は危うい船出
巨人の開幕投手候補だったエース菅野智之(33)が右肘の張りを訴え、先発した18日の日本ハムとのオープン戦を1回2安打1失点で緊急降板。球数は21球、直球は144キロ止まりだった。
菅野はキャンプから順調に調整を進め、開幕投手の最有力候補だった。原監督は18日の試合後、「私の中でも頭が痛いところ。信頼して放任して、しっかり調整してくれると思っているわけだから」と苦言を呈すと、阿波野投手チーフコーチも「こういうことで降板となると一回考え直す。考えていた部分は思い通りにはいかないかもしれない」と困惑気味だった。
右肘は「古傷」といえる箇所だけに厄介だ。2年前の5月に右肘の違和感で離脱した影響もあり、内定していた7月の東京五輪に臨む侍ジャパン入りを辞退している。チーム関係者がこう言う。
「昨年12勝(8敗)でWBCに出場中の戸郷は、調整期間がほとんどないため、開幕カードの登板は難しい。開幕投手は、新外国人のグリフィン(前ブルージェイズ)かビーディ(前パイレーツ)のどちらかに託さざるを得ない」