侍J王座奪還も栗山監督に退任報道 その裏で浮上する後任候補3人…王貞治氏“推し”は?
現役監督かつメジャーに精通
一方、代表周辺では、現役監督を推す声もある。
「オリックスの中嶋聡監督(53)、ヤクルトの高津臣吾監督(54)の日本一監督です。中嶋監督は今季までの1年契約で、高津監督は来季までの2年契約。26年時点でまだ監督を務めている可能性はありますし、2人が引き受けるかどうかはさておき、かねてNPBは『退任してから間が空いていないこと、現場感を持っていること』を侍Jの監督の条件としている。現役監督ならその条件はクリアできるし、各球団の選手を把握しているので選考もしやすい。組閣の際も、自身の所属球団のコーチを呼べるメリットがあります」(球界関係者)
中嶋、高津の両監督が候補に挙がる理由は他にもあるという。
「今大会は、故障で辞退した鈴木誠也(カブス)を含め、5人のメジャー選手が代表入りし、チームを牽引している。村上(ヤクルト)や山本(オリックス)といった日本のトップ選手が彼らから多くのことを学んでいる。つまり、メジャーリーガーを最大限に生かし、統率できる監督かどうかが大事。中嶋監督はメジャーでの留学経験があるし、高津監督はホワイトソックス、メッツとメジャーでのプレー経験がある。その点でも適任といえます」(同)
「代表史上最高」と言われる結束力を武器に頂点を極めた侍ジャパン。この流れを継承する意味でも、次期監督人事は重要だ。