巨人開幕戦を先発&抑えが新助っ人頼みで落とし…原監督“投手使い倒し暴走”は時間の問題
■期待の若手有望株がすでに…
すでに若手有望株に“被害者”が出ているともっぱらだ。将来の「左腕エース」の期待がかかる井上温大(21)が、2月のキャンプ終盤に左肘痛を発症して離脱したのだ。
今春のキャンプは一軍スタート。2月終盤のオープン戦では4回1失点の好投で、開幕ローテ入りへ前進する投球を披露した直後の故障だった。原監督はこの時、「全力で投げられない人を上げておくわけにはいかない。全力で投げられるように下で仕上げるということ」と怒っていた。
「高卒4年目の井上は21歳と若い。一軍スタートなら飛ばすに決まっている。でも、2年前に左肘頭骨折をしてスクリュー挿入術を受けている。首脳陣は慎重に調整させないといけないのに、キャンプからオープン戦にかけて登板をせっついた原監督はもちろん、ブルペンの投球数などを管理できなかった首脳陣の責任は重いとの声が球団内で上がっています」(前出のOB)
昨季、大勢は9月の勝負どころまで「3連投なし」と決まっていた。当時の桑田コーチの方針だったからだが、今季は撤廃された。大勢も「起用方法が大きく変わってくるんだろうなという予想はある」と開幕から3連投も辞さないと覚悟していた。
原監督の暴走を止められる人がいない──。これこそが、巨人最大の弱点となりそうだ。