オリ由伸、DeNA今永…WBCで評価急上昇メジャー予備軍の“傷”の調査が本格的に始まる
今オフのメジャー挑戦がウワサされる日本人投手を評価する上で、先日のWBCは非常に参考になった。
彼らはメキシコとの準決勝、米国との決勝で、バリバリのメジャーリーガーを相手に投げたからだ。
山本由伸(24=オリックス)は当初から、「メッツ入りした千賀滉大以上」の評価。つまり「5年総額約100億円」を上回る価値のある投手ということで、評判にたがわぬ投球内容だった。
今永昇太(29=DeNA)も合格点、メジャーで十分、やれるという評価だ。松井裕樹(27=楽天)はメジャー公式球にてこずって、登板機会が少なかった点が気にはなるが……。
彼らの評価が定まってきただけに、今後は故障箇所の本格的なチェックをすることになる。
中でも山本は右肘と脇腹、今永は左肩を痛めた経験がある。いずれも投手にとっては重要な箇所だけに、故障はもう問題ないのか、再発の危険はないか、慎重な調査が必要になる。獲得したはいいが、故障でまったく使い物にならなかったでは済まされないからだ。