打者・大谷翔平を悩ますルーキー投手の包囲網…今季は“初もの”との対決で苦戦必至

公開日: 更新日:

 過去5年間、日頃対戦しないナ・リーグの投手が相手だと長打も少なかった(82試合で8本塁打)。

 大谷はベンチ内でタブレットを使用して相手投手の決め球や軌道、配球などを入念に確認してから打席に向かっている。初めて対戦する投手の場合、食い入るようにタブレットを見つめたり、主砲トラウトの助言に耳を傾けているが、結果が出ない時は相手を分析しきれなかったり、狙い球を絞り切れていないからではないか。

■「打席に入ったときにもう、すでに勝っているか、勝っていないか」

 大谷は理想の打撃について、かつて日刊ゲンダイのインタビューにこう答えている。

「打席に入ったときにもう、すでに勝っているか、勝っていないかの話です」「極端な話、全打席、打てそうな気がして凡退してしまうのと、打てなさそうな気がしてもヒットになるのとでは全然違うので。ボールの見え方もそうですし。僕としては打ち損じているくらいの方がいいかなと思う。結果よりもです」

 要するにネクストバッターズサークルから打席に向かう時には、確実に打てる感覚になるのが理想というわけだ。

 他球団の若手投手は、メジャーを代表する長距離砲を封じこめれば、評価されるうえに自信にもなる。当然、大谷と対戦する際は一発を許すまいと、配球にも細心の注意を払うことだろう。

 大谷は新人投手による包囲網を打破できるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭