打者・大谷翔平は今季“ゴロキング”に…飛球ガタ減り、本塁打率は渡米後で最低
10日のアストロズ戦に先発して今季初黒星
大谷翔平(28)が5勝目(0敗)をかけて日本時間10日のアストロズ戦に登板。7回を1本塁打含む6安打3失点、7奪三振2四球で今季初黒星(4勝)を喫した。
大谷は1点リードの五回、1死一塁からかつての女房役マルドナードに甘く入った変化球を捉えられ、左翼席に逆転の2ランを浴びた。その後も3連打で1点を追加され、この回は一気に3点を失った。この日は通算507奪三振とし、「100本塁打以上放った選手の歴代最多奪三振記録」でベーブ・ルースを抜き歴代トップに立ったが、白星を手にできなかった。
打っては相手の先発左腕バルデスに対し、2打数無安打。六回には今季4度目の打撃妨害で出塁したが、得点には結びつかず、九回の最終打席では守護神プレスリーの前に空振り三振に倒れた。
大谷はこれでバルデスに対し、通算28打数4安打の打率.142、1本塁打、8三振。バルデスの落差の大きいカーブなど変化球に、またもタイミングを狂わされて手玉に取られた。
今後もアストロズのエース右腕ハビエア(今季2勝1敗、防御率3.54)の他、13日からはガーディアンズ(3連戦)、オリオールズ(4連戦)、ツインズ(3連戦)と、いずれも好投手を擁するチームとの対戦が続く。ガーディアンズ戦は、2020年のサイ・ヤング賞右腕ビーバー(同2勝1敗、防御率2.96)、オリオールズ戦では12試合16イニング連続無失点を継続中の救援右腕カノ(同1勝0敗)らとの対戦が予想され、「打者大谷」は今季のヤマ場を迎える。