大谷翔平MVP奪還のカギはリアル二刀流での本塁打量産にあり…今季ここまで7試合で0本
右股関節を痛めて負傷者リスト(IL)入りしていたヤンキースの主砲アーロン・ジャッジ(31)が日本時間10日、戦列に復帰する。9日のアスレチックス戦を前に会見したブーン監督が発表した。すでに患部は完治しており、起用に際しては何も制限を設けないという。
ジャッジは2日に離脱するまで26試合に出場し、打率.261、6本塁打、14打点。開幕から本塁打を積み重ね、一時はレッドソックス・デバース(8日現在11本塁打)らとともにア・リーグのトップを争っていた。
昨季、62本塁打でア・リーグのシーズン最多記録を更新した長距離砲の復帰で、大谷と最後までMVP争いを繰り広げた昨季の“再戦”が注目される。ジャッジが昨年のように一発を量産するようなら、大谷を脅かすことになる。
大谷が2021年以来、2度目のMVPを受賞するには投打で結果を残すのはもちろん、実はリアル二刀流時の打撃成績が大きく左右するという。
エンゼルスの地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」でビートライター(番記者)を務めるジェフ・フレッチャー氏によれば、「二刀流として最も印象が残ったのは、登板時に自ら本塁打を放ってチームと自らに白星をつけたこと」だという。