原監督「個人より巨人」実態は「巨人より個人」…データや作戦あれど“束”になれない裏側

公開日: 更新日:

 巨人の大久保博元打撃チーフコーチ(56)はしてやったりだ。

 DeNAに加入したサイ・ヤング賞右腕のバウアーを9日に6回11安打7得点でKOしたからである。そして「(チームで)束になっていけた試合は(今季)初めて」と胸を張った。セのスコアラーがこう言った。

「巨人の打者が打った球種はさまざま。ただ、全員がセンターから逆方向を狙っていた。球種で絞ったわけじゃなくて『高めに浮いた半速球』をガンガン振っていた。『打つ方向と高さ』を徹底していたようです」

 大久保コーチが「初めて」と言ったように、元大物メジャーリーガー相手に“珍しく”チームが一丸となったというわけだ。「確かに巨人でチーム単位で作戦を行うのは非常に難しい」と、ある元コーチがこう証言する。

「巨人には能力の高い選手が多いから、みんなで何かを徹底しようとするとアレルギー反応を起こすことが多い。『データさえ見せてくれれば、どう使うかは自分で決める』と。選手にそう言われてしまえば、コーチやスコアラーはそれ以上は言えませんから」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議