西武が迫られるスモールベースボールへの転換…山川穂高の離脱で後継スラッガー不在露呈
西武は今月に入って5度の完封負けを喫している。26日のオリックス戦は1-4。リーグ4位のチーム打率.230の貧打にあえいでいる。
かつては「山賊打線」といわれたが、主砲の山川穂高(31)が強制性交等の疑いで書類送検され、栗山も控え。生き残りは源田、外崎、中村の3人を残すのみとなった。山川の離脱について、嶋打撃コーチがこう言った。
「痛いのは痛い。ホームラン一発でバーンと流れを変えられる選手がいなくなったので、つないで1点をもぎ取っていけるようにしないといけない」
若手を見渡しても、昨季本塁打、打点の2冠王だった山川や中村の後継者となるようなスラッガーは見当たらない。山川復帰のメドが立たない今、松井監督ら首脳陣は、機動力や小技を生かした「スモールベースボール」への転換を模索するようである。